ヘッドホン祭でモニター販売

FitEar、チタン製シェルのカスタムイヤーモニター「FitEar TITAN」

公開日 2016/10/19 17:16 編集部:小野佳希
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須山歯研は、チタン製シェルを採用したハイブリッドタイプのカスタムイヤーモニター「FitEar TITAN」を秋のヘッドフォン祭2016にて先行モニター販売する。モニター販売価格は筐体単体が268,000円(税抜)。

FitEar TITAN

ケーブルレスでの展開となるが、同モニター販売時のみ開発時のリファレンスケーブルをセットにしたバンドルパッケージを10セット用意。こちらのモニター価格は338,000円(税抜)。

金属積層造形(金属3Dプリンター)によるチタン製カスタムシェルを採用。医療用金属として高い生体親和性を誇るチタンを採用し、FitEarの母体である須山歯研が持つ歯科技工技術、とりわけチタン床(義歯の土台となる床をチタンで製作した技工物)の製造ノウハウを活かし、極めて滑らかな鏡面加工を実現したという。そして、このチタンシェルにあわせ、フェイスプレートを黒の鏡面仕上げとしている。

「FitEar Air」と同じ、耳穴に収まる部分が短い「ショートレッグシェル」デザインを採用。これにより耳穴内の空気容積を大きく取ることで気圧変化幅を最小限に抑えて振動板の動作規制を解消、高い遮音性を維持することで周囲の環境に左右されずにダイナミック型ドライバーの利用を可能にしたという。

ドライバーはダイナミック型とバランスドアーマチュア型からなるハイブリッド構成。詳細は非公開だが、ダイナミックドライバーはフォステクス カンパニーより供給を受ける9mmダイナミック型ドライバーを採用している。

さらに、ダイナミック型ドライバーの実装方法を新たに設計。低域の持つアタックや音圧感と、揺らぎや消え際といったセンシティブな表現の両立を目指したという。

各社から様々なリケーブルが発売されていることを受け、本製品はケーブルレスで筐体本体のみでの販売。なお上記のようにヘッドフォン祭でのモニター販売でのみ、開発時のリファレンスケーブルをセットにしたバンドルパッケージを10セット用意。セットとなるケーブル「FitEar cable 009」は、ビンテージの信号線を利用したケーブル。線材の在庫状況を鑑みて、ケーブル単品での販売は行わない。

なおモニター販売はヘッドフォン祭当日会場限定で、会場にて同モデルを試聴した場合にのみオーダー可能。詳細な申し込み方法はヘッドフォン祭公式サイトで案内されている。

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